ワンダーフォーゲル部、長野県白馬村でスキー練習や雪上訓練を実施

ワンダーフォーゲル

法政大学ワンダーフォーゲル部が公式Instagramで、3月2日〜3月6日にかけて長野県の白馬村にある法政大学の遠見小屋(遠見ヒュッテ)を拠点にスキー練習や雪上訓練を実施したことを報告しました。

活動報告内容

今シーズンは雪のコンディションが悪かったようですが、合宿中に降雪があり、新雪を楽しめたようです。

法政大学ワンダーホーゲル部は例年冬の合宿に「ペミカン」を持参しており、今回はカレーとシチューの具材として利用。

共同生活を送ることで部員同士の絆が深まりますね。

※ペミカン:北米インディアンが食べていた、ドライフルーツや干し肉を、ラードなどの動物性脂肪で密閉凝固させることで保存性を高めた保存食

法政大学ワンダーフォーゲル部公式Instagram

遠見小屋(遠見ヒュッテ)

今回ワンダーフォーゲル部が使用した遠見小屋(遠見ヒュッテ)は、山岳部、ワンダーフォーゲル部などの登山時ベースキャンプとして利用されています。

施設は1953年に山岳部員とそのOBによって建てられました。

当時、建設場所は山道も通わない原生林であり、かつ山小屋の建設費が不足していました。

そこで当時の部員たちは標高差約800メートルの険しい山道を自力で神城村から小屋に通じる小道を切り拓き、建築資材を肩に担いで運び上げました。

※神城村:長野県北安曇郡にあった村。現在の白馬村大字神城にあたる。(Wikipedia

当時の部員たちの熱い想いを感じますね。

老朽化から1983(昭和58)年に再建し、現在も学生たちによって愛用されています。

法政大学白馬山荘

白馬村には遠見小屋(遠見ヒュッテ)のほかに「白馬山荘」という学外施設もありました。

こちらは1965年に福岡 孝行教授(1913~1981)が中心となって竣工しました。

福岡 孝行教授は「座学に勤しむだけでなく、身体を動かす喜び、さらに雪山で自然との調和を感じ、静寂の中で己を振り返るひと時を学生に体験させたい」という想いから「白馬山荘」を建設し、建設後はスキー授業やスキー教室が充実していきました。

その後長野県が1998年の冬季オリンピック開催地に決定し、山荘のあった場所が競技施設の建設地に選ばれたため、長野県の要請を受けて移転しました。

1991年にJR白馬駅から約1・2キロメートルの場所に「法政大学白馬山荘」が建設されましたが、2017年2月28日をもって運営を終了。

現在は白馬高校の学生寮として利用されています。

白馬山荘の運営を2017年2月28日に終了します

法政大学(2016年12月22日)

Vol.47 法政大学 ゆかりの地(2)長野県白馬村の学外施設

法政大学(2012年05月10日)

ワンダーフォーゲル部は4月に乗鞍岳での山スキー山行を計画中です。

次回の報告が楽しみですね。

・法政ワンダーフォーゲル部(HWV)のブログはこちら

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