東京六大学野球の春季リーグが本日4月13日(土)に開幕しました。
開幕戦は昨季優勝の慶大と昨季6位の東大、2試合目は昨季5位の立大と昨季3位の早大でした。
慶大VS東大の結果
慶大が5-2で先勝しました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
慶大 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 0 |
東大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 5 | 0 |
慶大:外丸、小川 – 森村
東大:平田、双木、中村、渡辺、佐伯 – 府川
慶大先発の外丸選手が8回0/3を被安打5、8奪三振で東大打線を圧倒しました。
9回に崩れてしまい自責点2ですが、昨年から引き続き安定感を発揮していて、今年も外丸選手の攻略に各チーム苦戦しそうな予感です。
打線は4番清原選手の先制タイムリーなどで5得点、また水鳥選手が4打数2安打1四球と1番として見事な結果を残しました。
慶大は昨年の主力に4年生が多かったので今年はどうかな〜というのが個人的な感想なのですが、それでも過去5年のリーグ戦勝率が「.716」と六大学トップの成績を残していたり、試合運びが他の大学と比べて上手いので、慶大の負けている姿をイメージするのが難しいんですよね。
※過去5年の大学ごとの戦績は以下のリンクから確認ができます。
東京六大学野球、大学ごとの過去5年の成績(2019年〜2023年)
外濠ブログ_(2024/04.04)
なので慶大に今季初黒星をつけることができたチームは波に乗れると予想しています。
そうなると東大の後に慶大と対戦するのは法大になるので、明日の試合で東大が負けると法政としては勢いをつけれるチャンスですね。
一方東大は開幕戦をエースの平田選手で落としたのは痛いですが、5回からリリーフ陣で慶大打線を0点に抑えることができたのは大きな収穫ですし、また早い段階で多くの投手をマウンドに上げることができたことで、これからのリーグ戦での投手起用についての不安も払拭できたかなと思います。
打線も9回に2得点しているため負け方も次戦につながる良いものなので、明日の試合に活かしてほしいですね。
立大VS早大の結果
早大が1-3で先勝しました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
立大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
早大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 7 | 0 |
立大:小畠、小林誠 – 戸丸
早大:伊藤樹、安田、香西、髙橋煌 – 印出
こちらは早大先発の伊藤選手が7回を被安打6、4奪三振での自責点1という素晴らしい内容。
またその後に3人の若手投手を登板させリーグ経験を積ませることにも成功しました。
伊藤選手は3年生ながら小宮山監督から早稲田のエースとして期待されており、今後の早稲田を背負う選手となりそうです。
打線では同じく3年生の尾瀬選手が3打数2安打と活躍。昨年からスタメンに定着し昨年春のリーグでは「.347」を残すなど打線の中心人物が今年もリードオフマンとして活躍しそうです。
早大は昨年と比べて戦力の増減はあまりしていない認識ですが、今後の投手力への期待が大きいチームです。昨年エースの加藤選手が抜けた穴を伊藤選手が埋めている理想の状態ですが、昨年第二先発だった伊藤選手の穴を誰が埋めるかが今後の焦点になりそうです。
一方の立大は先発の小畠選手が7回0/3を被安打6、3奪三振での自責点3とまずまずの内容。
ただ早大が7安打8残塁、立大が6安打7残塁というのを見ると、あと1本出れば結果が違っていた可能性が大きいです。
立大の明日の先発が沖選手であればロースコアの展開に持ち込めると思うので、本日の課題点を明日までに修正して1勝1敗に持ち込みたいですね。
東京六大学野球連盟が懇親会を開催
4月11日に東京六大学野球連盟は懇親会を開催し、各チームの主力選手がシーズンに向けた決意を語ってくれました。
以下のリンク先で語ってくれた選手は次の6人です。
・慶大:外丸選手
・明大:飯森選手
・早大:吉納選手
・法大:篠木選手
・立大:沖選手
・東大:平田選手
【大学野球】東京六大学が懇親会を開催 6校の主力が語ったシーズンに向けた抱負
週刊ベースボールONLINE
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